内容証明郵便で送付するメリットは?
Q.質問 内容証明郵便はどんなときに送付すれば効果が期待できるのでしょうか? |
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A.特定社会保険労務士・行政書士岩本の回答 内容証明郵便を利用した方がいいケースとして、未払金等の金銭請求、時効の援用・中断、クーリングオフ等を行う場合に効果が期待できます。 |
内容証明郵便は、書面の内容が郵便局に保存され、かつ、書面を相手側が受け取ったことを証明してくれる特殊な郵便です。
ですので、相手方にどんな内容の書面を送ったか、また、相手方がいつその書面を受け取ったかなどを証拠として残しておきたいときに利用すべき郵便です。
例えば、内容証明郵便を利用した方がいいケースとして、以下のケースが挙げられます。
■内容証明郵便を利用するメリット
ケース |
状 況 |
金銭請求 |
内容証明郵便でなければダメというわけではありませんが、内容証明郵便という記録に残る郵便で請求をした方が相手方にもその気持ちが伝わりやすいですし、請求をしたという証拠にもなります。 |
時効援用 |
時効が成立しているので支払いませんよと主張する(=時効の援用)には、お金を借りている人が相手方に対して通知をしなければなりません。 |
時効中断 |
時効が迫っているけど未払金等を請求したい。でもすぐには裁判上の請求ができない場合、まずは内容証明郵便で請求をするときに使われます。 |
債権譲渡 |
お金を貸している側(債権者)がその立場を譲渡する場合、お金を借りている人(債務者)への通知が必要ですので、内容証明郵便が使われます。 |
クーリングオフ |
一定期間内であれば無条件に解約できるというクーリングオフ制度では、特に通知を発した日付が重要になりますので、内容証明郵便を利用します。 |
その他、さまざまな場面で、きちんとした請求をする、主張をする際に内容証明郵便が利用されています。
内容証明郵便を作成して相手方に送りたいけれどどう作成したらいいかわからないという方は、私どもに一度ご相談ください。