重度訪問介護の特定事業所加算の算定要件とは?

Q.質問
重度訪問介護で特定事業所加算を取るにはどういう要件がありますか?

行政書士・社会保険労務士 岩本浩昭

A.特定社会保険労務士・行政書士岩本の回答

重度訪問介護の特定事業所加算は合計3種類あり、それぞれに算定要件がありますので、それらを満たすことが出来れば加算を取ることができます。

特定事業所加算

重度訪問介護の特定事業所加算は、(Ⅰ)~(Ⅲ)まで3種類あり、それぞれに算定要件が定められています。

その要件を満たす場合に限り加算を取ることができますので、人員の配置等が手厚く出来そうな事業所は、加算を取ることも検討してみてください。

それぞれの特定事業所加算の要件は以下のとおりです。

■特定事業所加算の種類と算定要件(重度訪問介護)

種類
要件
単位数
(Ⅰ)
次に掲げる基準のいずれにも適合すること。
(1)全ての重度訪問介護従業者に対し、重度訪問介護従業者ごとに研修計画を作成し、当該計画に従い、研修を実施すること。
(2-1)利用者に関する情報、サービス提供に当たっての留意事項の伝達又は事業所における重度訪問介護従業者の技術指導を目的とした会議を定期的に開催すること。
(2-2)サービスの提供に当たっては、サービス提供責任者が利用者を担当する重度訪問介護従業者に対し、利用者に関する情報やサービス提供に当たっての留意事項を文書等の確実な方法により伝達してから開始するとともに、サービス提供終了後、担当する重度訪問介護従業者から適宜報告を受けること。
(3)すべての重度訪問介護従業者に対し、健康診断等を定期的に実施すること。
(4)緊急時等における対応方法が利用者に明示されていること。
(5)新規に採用したすべての重度訪問介護従業者に対し、熟練した重度訪問介護従業者の同行による研修を実施していること。
(6)サービス提供に当たり、重度訪問介護従業者の24時間派遣が可能となっており、現に深夜帯も含めてサービス提供していること。
(7)①重度訪問介護従業者の総数のうち、介護福祉士の占める割合が100分の30以上②又は介護福祉士、介護職員基礎研修課程を修了した者及び居宅介護従業者養成研修1級課程を修了した者の占める割合が100分の50以上であること。③又は前年度又は算定日が属する月の前3月間における指定居宅介護のサービス提供時間のうち、常勤(週32時間以上)の居宅介護従業者によるサービス提供時間の占める割合が100分の40以上であること。
(8)全てのサービス提供責任者が3年以上の実務経験を有する介護福祉士又は5年以上の実務経験を有する介護職員基礎研修課程修了者若しくは1級課程修了者であること。(1人を超えるサービス提供責任者を 配置することとされている事業所においては常勤のサービス提供責任者を2名以上配置していること) (9)前年度又は算定日の属する月の前3月間における指定居宅介護の利用者(障害児を除く。)の総数のうち,障害程度区分5以上である者の占める割合が100分の50以上であること。
100分の20
(Ⅱ)
加算(Ⅰ)の(1)から(6)までに掲げる基準のいずれにも適合し、かつ、(7)又は(8)のいずれかに適合すること。
100分の10
(Ⅲ)
加算(Ⅰ)の(1)から(6)まで及び(9)に掲げる基準のいずれにも適合すること。
100分の10

重度訪問介護の特定事業所加算は、「訪問介護」(介護保険)や「居宅介護」の特定事業所加算の算定要件と微妙に異なりますので、これらの特定事業所加算を取るときにはご注意ください。

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